はじめまして

わだ内科・胃と腸クリニック院長の和田 蔵人(わだ くらと)と申します。

2023年1月に大分市津守に開業予定ですが、正確には移転開業となります。

津守の和田というとご存知の方もおられるかもしれませんが、私は和田医院の現院長である和田哲哉の次男になります。長男は眼科医で(現在アメリカに留学中です)、今後近隣に開業予定です。

さて話は戻りますが和田医院が現在の地に移転したのが1991年、私が6歳の時になります。移転当初プレハブの建物で診察していた父の姿を鮮明に覚えております。小学校は大分市立森岡小学校に通い、登下校の際に患者様方から優しくお声掛け頂いたのを懐かしく思います。その時から将来の夢は父の様な医師になり、地域の皆様の健康長寿に貢献したいというものでした。中学・高校は長崎県の青雲高校で寮生活を行い(入学当初はホームシックで涙を流す日々が続きました)、佐賀大学医学部医学科に進学しました。在学中は弓道部に所属していましたが、大学4年生の時に仲間内でフットサル部を創設し現在に至るまで趣味として続けています。

卒業後は迷わず大分で働くことを決め、大分県立病院で医者人生を開始し、大分大学医学部附属病院、大分赤十字病院で研鑽を積んだ後、佐伯市の南海医療センターで地域医療に従事しました。南海医療センターでは消化器内科部長と初めて役職に付き、管理職の難しさ、やり甲斐を感じました。その後は2020年度より現在の大分市医師会立アルメイダ病院に異動となり、2021年度より消化器内科副部長兼内視鏡センター長、2022年度からは消化器内科部長兼内視鏡センター長として勤務しています。アルメイダ病院では内視鏡検査や治療を中心に吐血や下血といった消化管出血や胆のう炎、胆管炎、膵炎などの緊急疾患の治療を行ってまいりました。また難病指定医として潰瘍性大腸炎やクローン病などの難病や、肝臓専門医という資格を生かしB型肝炎やC型肝炎、肝硬変の治療も数多く行なっております。

ただし幼少期からの地域の皆様の健康長寿に貢献したいとの目標と、総合病院で診療を行う中で患者さんが病気になる前の予防医学の大切さを実感し、この度和田医院改め、わだ内科・胃と腸クリニック開業を決意しました。私の専門が消化器内科ということもあり、クリニックの名称を変更させていただきましたが、その他の内科の病気や怪我などはこれまでの和田医院と変わらず対応出来ますし、お子様からご高齢の方までご家族で安心して通えるクリニックを目指しますのでご安心ください。

なお新クリニックには現和田医院にはない特徴もあります。

1つ目は内視鏡専門医による大腸カメラ検査、2つ目は管理栄養士による栄養相談が可能となったことです。和田医院ではこれまで胃カメラ検査は行なっていましたが、大腸カメラは他の医療機関にご紹介させていただいておりました。ただし皆様の当院で行いたいとの声も数多くいただき、今回移転開業するにあたって大腸カメラを行うことが出来る様準備しております。また栄養相談に関しては、当院には大分県内のクリニックには珍しく管理栄養士が常勤しております。糖尿病や高血圧、脂質異常症や脂肪肝などの生活習慣病に悩んでいる方や慢性肝炎、肝硬変、貧血の方などあらゆる方を対象に栄養相談(※予約制になります)を行う予定としておりますので、お気軽にお声掛けください。

そして3つ目の特徴は私と父である現和田医院院長の医師2人体制となることで、待ち時間の短縮を目指すことです。現在コロナウイルスの感染拡大によって和田医院でも発熱の患者様が数多く来院されており、皆様の診察までに長時間時間を要しておりご迷惑をお掛けしております。新クリニック移転後は少しでも現在の状況が改善される様に父と共に努力して参りますのでご理解の程宜しくお願い申し上げます。

また4つ目の特徴としてはコロナ渦の新クリニックということで、感染対策に留意した設計となっており、最新の換気システムの導入も予定しております。なお大腸カメラの際、腸の中を綺麗にするための下剤(前処置といいます)を飲んでもらいますが、トイレ付きの個室を3部屋準備しており感染対策だけでなく、プライバシーに配慮したものとなっております。

以上私の簡単な紹介と新クリニックの特徴について説明させていただきましたが、今後もこのブログで当院の紹介や最新の医療情報などについて皆さまにお届けしたいと思いますのでよろしくお願い致します。