インフルエンザの流行が始まっています
わだ内科・胃と腸クリニック院長の和田蔵人(わだ くらと)です。
当院は大分県の「診療・検査医療機関」(発熱等の症状のある方が、身近な医療機関で適切に受診できるよう、診療や検査が可能な医療機関)に登録しており、いわゆる”発熱外来”を行なっています。
開院後しばらくは新型コロナウイルスの新規感染者が3000人前後で推移していたため、当院でも非常に多くの方の陽性判定を行なってきましたが、最近は1000人を下回る様になり発熱外来を受診される患者さんの数もやや落ち着いてきた印象です。ただし今年は昨年までと異なり、インフルエンザに感染する患者さんが増えています。
以前の記事でも触れさせていただきましたが、コロナ感染拡大後、インフルエンザにかかる人が極端に減ったことでインフルエンザに対する免疫を獲得している人が少ないというのが大きな理由の一つとされています。
実際大分県でも1定点医療機関当たりのインフルエンザの患者さんの数が、10.40人とインフルエンザ注意報の基準となる定点当たり10人を超えたため、1月25日付けでインフルエンザの流行注意報が発令されました。
当院でもインフルエンザに感染している患者さんを診察する機会も増えています。
今回はまずインフルエンザの出席停止期間、出勤停止期間について簡単に説明させていただきます。
発熱外来において患者さんにインフルエンザに感染していることをお伝えさせていただくと、いつから仕事に行くことが出来ますか?ということをお聞きされることがよくあります。
この質問の回答ですが、厳密にいうと「(学校保健法に基づいて)お子さんの場合は出席停止期間が定められていますが、働かれている方のインフルエンザに関する法律はありません。そのため出勤停止期間の決まりはありません。」ですが、多くの場合は出席停止期間と同様「インフルエンザを発症した後5日を経過し、かつ、解熱した後2日を経過するまで」を出勤停止に定められています。
*勤務先によって独自のルールや規則は異なると思いますので最終的には会社の方にご相談されるのがよいと思います。
ただしインフルエンザに感染しないのが一番ですので、予防接種を受けてしっかりとした感染対策を行う様にしましょう!
当院ではインフルエンザのワクチン接種だけでなく、新型コロナウイルスワクチン含め、各種予防接種を行っていますのでご希望の方は一度(097-567-5005)までお問い合わせ頂ければと思います。