コロナウイルス急増中!家族にうつさないためには?

大分県大分市のわだ内科・胃と腸クリニック院長の和田蔵人(わだ くらと)です。

新型コロナウイルスの患者さんが増えてきています。

大分県感染症発生動向調査(最新分:6月17日-23日の週)では大分市の定点当りの報告数が5.82と前週の4.06、前々週の3.65から徐々に増加しています。

実際当院を受診される発熱の患者さんの多くが、新型コロナウイルスに感染しており、先日の休日当番医の日には1日で数十名の方を新型コロナウイルス感染症と診断、治療を行いました。

中でも家族内感染が特に多く、今回は家族にうつさないためには?をテーマにお話ししたいと思います。

家庭内でのリスクを最小限に抑えるための対策

家族が安心して暮らせるように、家庭内でできる感染対策はたくさんあります。どれも特別なことではなく、少し意識するだけでできるものばかりです。

  • こまめな手洗いとうがいを徹底しましょう!
    • 手洗いは、石鹸をしっかり泡立てて、手のひらだけでなく、指の間や爪の間まで丁寧に洗いましょう。手の汚れを落とすイメージで、ゴシゴシと音がするくらい洗うと効果的です。
    • うがいは、水で口の中をすすぐだけでも効果がありますが、イソジンなどのうがい薬を使用するのも効果的です。
  • マスクの着用を心がけましょう!
    • マスクは、鼻と口をしっかり覆うように正しく着用しましょう。
    • 特に、高齢者や基礎疾患のある方と接する場合は、マスクの着用が重要です。
  • 換気をこまめに行いましょう!
    • 窓を開けて新鮮な空気を取り込みましょう。1時間に5分~10分程度、窓を数カ所開けて換気すると効果的です。換気は、家の中に潜んでいるかもしれないウイルスを、外に追い出す効果があります。
    • エアコンを使用する場合は、換気機能を併用したり、空気清浄機を使用するのも良い方法です。
行動具体的な方法
手洗い石鹸で手のひら、指の間、爪の間まで丁寧に洗う。
うがい水、またはうがい薬を使用して、口の中をすすぐ。
マスク着用鼻と口を覆うように正しく着用する。
換気窓を開ける、換気扇を使用する、空気清浄機を使用する。

感染した場合の自己管理と隔離方法

もしも、自分がコロナウイルスに感染してしまったら、落ち着いて行動することが大切です。まずは、感染を広げないための行動を心がけましょう。

  1. 個室で過ごす: できるだけ、他の家族とは別の部屋で過ごしましょう。
    • 別の部屋で過ごすことで、ウイルスが拡散するのを防ぐことができます。もし、部屋数が少ない場合は、カーテンや仕切りなどで空間を分けると良いでしょう。
  2. マスクを着用する: 同居している家族と会話する際や、同じ部屋にいる場合は、マスクを着用しましょう。
    • マスクは、咳やくしゃみによる飛沫を防ぐ効果があります。感染者がマスクをすることで、周囲への感染リスクを減らすことができます。
  3. 食事は別々にする: 食事は同じテーブルでとらず、時間をずらして別々に食べましょう。
  4. 不安な場合は、医療機関に相談する:
    • 感染拡大防止のためにも、自己判断は避け、医療機関の指示に従うことが大切です。

わだ内科・胃と腸クリニックでは、新型コロナウイルス流行初期より発熱外来を行っています。
発熱外来用の診察室を準備し、診療時間内には原則対応しておりますので(電話による予約制です)、お気軽にお問い合わせください。
*当日の受診希望者が多い場合には、お待たせする場合がございますがご容赦いただければと思います。

当院の発熱外来について、詳しくはこちらをご参照ください。

参考文献